◆白血球は,脊髄で作られ
マクロファージ
淋巴球
(T,B,NK細胞)
顆類球
(好酸球,好中球,好塩基球)で
構成されています。

 




◆人の体は,約70%の液体から
構成されています。体液には
血液・淋巴液・脳脊髄膜液が
あります。
耳の中の淋巴管には
体の向きと反対に体液
(淋巴液)を移動させ
動的平衡を保つ役割があります。

 



◆淋巴節は,1~30㎜の
大豆形であり,全身に300~800
存在し,数10本の輸入淋巴管が周囲から入ってくるのに対し
輸出淋巴管は,数本
しか存在しません。

 



◆淋巴液が淋巴節を通過する際,濾過をします。
異物が発見されると
当該異物情報を持った
T細胞とB細胞のクローンが増殖されます。この淋巴濾胞により
『淋巴が腫れる』といった症状が発生するのです。

 


◆交換神経からの信号により
顆粒球が増加します。ストレスが重なり長引くと顆粒球が増え
粘膜破壊を始めます。この
大表的な炎症が『潰瘍』です。

 



 ◆顆粒球は,淋巴球とは異なり
細菌と闘うだけで学習しない
自然免疫です。
しかし,『顆粒炎症』の6割程度を顆粒球が処理します。
顆粒球の寿命は一日程度です。

 



◆淋巴液は,浸透圧や筋肉の
働きで移動をし,体の隅々に溜まっている菌やウイルスと闘い
ます。廃液となって鎖骨下静脈で再び血液に取込まれ
肝臓で処理されます。
運動不足になると,免疫力低下
むくみ等が生じます

 





◆T細胞は,マクロファージから情報を分析し,ウイルスの指令・攻撃・抑制をし処理します。この複雑な機能を持つT細胞は,生まれてから胸腺で育成されます。
当該細胞は,97%がこの育成中に破壊され,最終的には
3%しか残りません。
更に寿命は,5ヶ月前後であり
役目を終えると
体のバランスを保つ為
自ら死滅します。
生物学的に言う
アポトーシス(自殺)です。
『リウマチ』は,アポトーシスしきれずに残った古いT細胞が狂い
攻撃を続けるのが原因
とも考えられています。
此の他,淋巴に関する病気で『癌』が挙げられます。
『癌』は,T細胞に仲間だと
思わせ,攻撃をさせない
ようにします。
又,T細胞自体が
攻撃されてしまう病気に
『AIDS(エイズ)』があります。
※役目を終えたT細胞を
排出する事が,体にとっては
とても重要なのです。



◆マクロファージは,何でも食べ
その一部をT細胞に提示します。
更に,寿命を迎えた赤血球や
白血球,及び血小板
なども捕食し消化する
変幻自在の
アメーバー状原始細胞です。
マクロファージの仲間は
脳にグリア細胞,肺には
クリッパー細胞などがあり
わたしたちの体を守っています。

 



◆ホルモンは,科学物質で体のバランスを制御しています。
副交感神経が優位になると,血管が拡張し成長ホルモンが分泌され
皮膚や髪の毛などの
細胞が作られます。

 

◆B細胞は,T細胞からの指示で体に進入したウイルスに抗体を
放ち攻撃をします。B細胞の
寿命には,2~3日ないし
5~7週の細胞とがあります。
 



◆白血球は,自律神経の
支配下にあります。
自律神経は,無意識下で働く神経であり,自分でコントロールする
事は出来ません。自律神経は
交感神経・副交感神経の緊張と弛緩に対し,拮抗関係
(はり合う関係)にあります。

 

◆酸素を消費すると,
生体は興奮し活発になります。
しかし,消費が多過ぎると
酸素ストレスに
なります。面白い事に
炭酸飲料水を多く摂取すると
炭酸ガスが増加し
副交感神経が優位になり
リラックスすると言われています。
但し,何事も程々が肝心です。
 



◆顆粒球は,交感神経。
淋巴球は,副交感神経によって
増加します。ストレスが重なり
長引くと顆粒球が増え
粘膜破壊を始めます。
この大表的な炎症が
『潰瘍』です。又,副交感神経が優位になれば,淋巴球が増加し免疫力が上がります。
(前掲参照)

 






◆ホメオスタシスとは
生体の『恒常性維持機能』を言います。健康を,恒常的に保つ為
《3つの機能》から
構成されています。
 
  (1) 内分泌系:ホルモン

(2) 免疫系:白血球
        淋巴
 
 (3)自律神経系:血圧
      体温,浸透圧
      pH, 白血球

上記3つの機能調整を通し
体内の環境を一定に
維持しようと働く力が
ホメオスタシスです。




◆耳下腺,顎下腺,舌下腺などの外分泌を刺激する事により分泌を促進し,免疫力を更に高めます。唾液が少ないと菌が繁殖し虫歯になり易く,内臓疾患や口臭の
原因をつくり易くします。
又,涙腺を刺激する事で
眼精疲労や
ドライアイを改善します。

 



◆ドレナージュとは
滞った淋巴をドレーン
(排出)させる手技です。
但し,細い管に沢山の
廃液を流しては
詰まる原因になります。従って
ドレーン(排出)する上で
先ず必要なのが
ブジー(拡張)です。

 



◆自律神経は,自然界のリズムに合わせ,日中は交感神経が
優位であり,夜間には
副交感神経が
優位に働きます。
体内リズムと自然界リズムを
同調させ
自律神経を整える事が
淋巴液のバランスを
整える事になるのです。

 



◆当サロンに於いては,
免疫学から確立した
ドレーン(排出)手技を
メインに用います。
豊富な知識と高度な技術による
ホメオスタシスに良い
『元気な体でいられる』
淋巴(リンパ)
ドレナージュを
是非とも
ご堪能くださいませ。

 



◆平均体温が1度上がると
免疫力は60%上昇します。
反対に平均体温が下がると
免疫力は37%低下します。
因みに,癌細胞は35度以下で
 分裂し易くなる傾向にあります。

 
   


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                                                               2011/11/01  01:00  記事更新

                                              
                                                    Sakuya