2012年05月

免疫☆Immunity





【免疫とは】



  
 ~
病気を免れること~



(1)「自己(自分自身の本来の細胞など)と,「非自己(抗原≒病原菌
  (異物)自分の体の外から入ってきた細菌やウイルスなど)」を区別
  し「非自己」を攻撃・殺傷・排除することです。

(2)時として,生命を脅かす変質した「自己(癌細胞など)」を攻撃
  殺傷・排除し,『病気を免れる』働きをすることを免疫力と言います。

  免疫力(自然治癒力)が無い限り,わたし達は誰一人としてこれから
  も生きて行くことは出来ません。小さな病であっても,免疫力が無け
  れば自ら病を癒すことが出来ず,更に,医療による手当てをどれ程
  施されようとも,死を免れることは出来ないのです。

  『免疫』という言葉の由来が,「病気(疫病)を免れる」というとこ
  ろから来ているように,体内に侵入して来た抗原≒病原菌(異物)は
  「自己ではないもの」と認識されます。また,癌細胞のような変質し
  た自己も異物と見做され,攻撃・殺傷・排除されていきます。
  
  このような免疫の仕組みを司っているのが,白血球のマクロファージ・
  淋巴(リンパ)球・顆粒球などのような「免疫細胞」や,サイトカイン・
  抗体のような「免疫物質」からなる『免疫系』と言われるものです。



 (1)の説明


  
  一つには,抗体などの役割があります。抗体などによって,一度ある
  病原菌に感染することにより,その病気に対する抵抗力がつきます。
  そして,次からは罹り難くなります。「免疫系」の一部の淋巴球は
  体内に侵入した「自己以外のもの」,わたし達の体を病気にしよう
  とする抗原との闘いを終える度に記憶します。つまり「免疫系」は
  一度感染した抗原との闘い方を記憶しているので,症状が重くなる
  前に体内から撃退することが出来ます。

  身近な例として,「はしか」や「水疱瘡」などが挙げられます。これ等
  の病気には,一度罹ると通常は二度と罹りません。これも「免疫系」の
  記憶のお蔭と言えます。

  この「一部の淋巴球の記憶」が,『免疫』と言われるものです。

  二つ目には,顆粒球の役割があります。白血球の60%を占める顆粒球は
  体内に侵入したブドウ球菌のような圧倒的多い,比較的大きなサイズの
  「非自己≒病原菌」を,まるごと飲み込み消化・分解します。しかし
  顆粒球は,このように体を守るシステムではあっても,自ら免疫を発生
  するわけではありません。例えば,食中毒に罹り治ったからといっても
  再び食中毒に罹らないわけではないということです。

  顆粒球とは,淋巴球とのバランスに於いて,更に『自然治癒力』という
  免疫力に関係し,免疫と深く関わる「免疫細胞」であり,免疫を語る
  上で欠かすことの出来ない存在なのです。

  つまり「免疫」は,体内システム全体に関わっているということです。



(2)の説明


  
  「免疫系」は,「非自己」でもあると言える癌細胞のような「自己」
  の細胞が変質したものまで攻撃することが判明されて来ました。
  
  是までは,免疫系は自己以外の物の排除システムであり,免疫細胞が
  癌細胞のような自己細胞を,自己の一部と見做して攻撃しないと考え
  られて来ました。しかし,こうした認識は最近では完全に覆されて
  NK(ナチュラルキラー)細胞(1,970年代発見)や,T(キラー)細胞が
  癌細胞を直接攻撃をし,抗体などは,癌細胞を抗原≒病原菌(異物)と
  見做し癌細胞に標識として付着し,間接的に攻撃を加えていることが
  明らかになっています。

  白血球のマクロファージなどが生産する細胞間の情報伝達・制御物質
  であるサイトカインによって,活性・成長・分化させられたNK細胞は
  通常は体内の隅々をパトロールしながら,癌細胞などの自己変質した
  細胞を見つけては,直ちに攻撃・殺傷・排除しているのです。

  

【免疫の進化】



  わたし達生物が,陸に上がる以前海中で生活していた頃は,体を守る
  「免疫システム」は,外からの異物に対してだけではなく,「自己を
  認識しながら,そこに異常があった時に働くシステム」が基本でした。
  やがて陸上生活を営むようになると,次第に外的危険が増し「非自己」
  へ備える「免疫」が発展しました。

  

         
            水中生活  ⇒  陸上生活


            古い免疫  ⇒  古い免疫+新しい免疫

         
      


                             出典:宝島


【免疫学の歴史】


  
      1796年 天然痘予防 種痘の実施(ワクチン)

      19世紀 病原微生物の発見
      
          狂犬病に対するワクチンの開発

          抗体の発見,マクロファージの発見
      
          自然免疫の発見

      20世紀 補体の発見,血液型の発見

          アナフィラキシーの発見

          アレルギーの発見,組織適合抗原の発見

          クローン選択説,免疫寛容現象の発見
      
          淋巴球が免疫応答の主役であることの発見

          T/B 淋巴球の発見,NK細胞の発見

          サイトカインなどの液性因子の発見

  

【21世紀の課題】



          アレルギーの治療,自己免疫疾患の治療

          免疫不全症候群(HIV:エイズ)の治療

          免疫による癌治療,更に有効なワクチン開発

          免疫抑制剤に依存しない臓器移植

          免疫システムの再生と老化予防(再生医療)






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                    2011/11/03   08:00  文化の日記事 更新


生体:A living body







    



◆白血球は,脊髄で作られ
マクロファージ
淋巴球
(T,B,NK細胞)
顆類球
(好酸球,好中球,好塩基球)で
構成されています。

 




◆人の体は,約70%の液体から
構成されています。体液には
血液・淋巴液・脳脊髄膜液が
あります。
耳の中の淋巴管には
体の向きと反対に体液
(淋巴液)を移動させ
動的平衡を保つ役割があります。

 



◆淋巴節は,1~30㎜の
大豆形であり,全身に300~800
存在し,数10本の輸入淋巴管が周囲から入ってくるのに対し
輸出淋巴管は,数本
しか存在しません。

 



◆淋巴液が淋巴節を通過する際,濾過をします。
異物が発見されると
当該異物情報を持った
T細胞とB細胞のクローンが増殖されます。この淋巴濾胞により
『淋巴が腫れる』といった症状が発生するのです。

 


◆交換神経からの信号により
顆粒球が増加します。ストレスが重なり長引くと顆粒球が増え
粘膜破壊を始めます。この
大表的な炎症が『潰瘍』です。

 



 ◆顆粒球は,淋巴球とは異なり
細菌と闘うだけで学習しない
自然免疫です。
しかし,『顆粒炎症』の6割程度を顆粒球が処理します。
顆粒球の寿命は一日程度です。

 



◆淋巴液は,浸透圧や筋肉の
働きで移動をし,体の隅々に溜まっている菌やウイルスと闘い
ます。廃液となって鎖骨下静脈で再び血液に取込まれ
肝臓で処理されます。
運動不足になると,免疫力低下
むくみ等が生じます

 





◆T細胞は,マクロファージから情報を分析し,ウイルスの指令・攻撃・抑制をし処理します。この複雑な機能を持つT細胞は,生まれてから胸腺で育成されます。
当該細胞は,97%がこの育成中に破壊され,最終的には
3%しか残りません。
更に寿命は,5ヶ月前後であり
役目を終えると
体のバランスを保つ為
自ら死滅します。
生物学的に言う
アポトーシス(自殺)です。
『リウマチ』は,アポトーシスしきれずに残った古いT細胞が狂い
攻撃を続けるのが原因
とも考えられています。
此の他,淋巴に関する病気で『癌』が挙げられます。
『癌』は,T細胞に仲間だと
思わせ,攻撃をさせない
ようにします。
又,T細胞自体が
攻撃されてしまう病気に
『AIDS(エイズ)』があります。
※役目を終えたT細胞を
排出する事が,体にとっては
とても重要なのです。



◆マクロファージは,何でも食べ
その一部をT細胞に提示します。
更に,寿命を迎えた赤血球や
白血球,及び血小板
なども捕食し消化する
変幻自在の
アメーバー状原始細胞です。
マクロファージの仲間は
脳にグリア細胞,肺には
クリッパー細胞などがあり
わたしたちの体を守っています。

 



◆ホルモンは,科学物質で体のバランスを制御しています。
副交感神経が優位になると,血管が拡張し成長ホルモンが分泌され
皮膚や髪の毛などの
細胞が作られます。

 

◆B細胞は,T細胞からの指示で体に進入したウイルスに抗体を
放ち攻撃をします。B細胞の
寿命には,2~3日ないし
5~7週の細胞とがあります。
 



◆白血球は,自律神経の
支配下にあります。
自律神経は,無意識下で働く神経であり,自分でコントロールする
事は出来ません。自律神経は
交感神経・副交感神経の緊張と弛緩に対し,拮抗関係
(はり合う関係)にあります。

 

◆酸素を消費すると,
生体は興奮し活発になります。
しかし,消費が多過ぎると
酸素ストレスに
なります。面白い事に
炭酸飲料水を多く摂取すると
炭酸ガスが増加し
副交感神経が優位になり
リラックスすると言われています。
但し,何事も程々が肝心です。
 



◆顆粒球は,交感神経。
淋巴球は,副交感神経によって
増加します。ストレスが重なり
長引くと顆粒球が増え
粘膜破壊を始めます。
この大表的な炎症が
『潰瘍』です。又,副交感神経が優位になれば,淋巴球が増加し免疫力が上がります。
(前掲参照)

 






◆ホメオスタシスとは
生体の『恒常性維持機能』を言います。健康を,恒常的に保つ為
《3つの機能》から
構成されています。
 
  (1) 内分泌系:ホルモン

(2) 免疫系:白血球
        淋巴
 
 (3)自律神経系:血圧
      体温,浸透圧
      pH, 白血球

上記3つの機能調整を通し
体内の環境を一定に
維持しようと働く力が
ホメオスタシスです。




◆耳下腺,顎下腺,舌下腺などの外分泌を刺激する事により分泌を促進し,免疫力を更に高めます。唾液が少ないと菌が繁殖し虫歯になり易く,内臓疾患や口臭の
原因をつくり易くします。
又,涙腺を刺激する事で
眼精疲労や
ドライアイを改善します。

 



◆ドレナージュとは
滞った淋巴をドレーン
(排出)させる手技です。
但し,細い管に沢山の
廃液を流しては
詰まる原因になります。従って
ドレーン(排出)する上で
先ず必要なのが
ブジー(拡張)です。

 



◆自律神経は,自然界のリズムに合わせ,日中は交感神経が
優位であり,夜間には
副交感神経が
優位に働きます。
体内リズムと自然界リズムを
同調させ
自律神経を整える事が
淋巴液のバランスを
整える事になるのです。

 



◆当サロンに於いては,
免疫学から確立した
ドレーン(排出)手技を
メインに用います。
豊富な知識と高度な技術による
ホメオスタシスに良い
『元気な体でいられる』
淋巴(リンパ)
ドレナージュを
是非とも
ご堪能くださいませ。

 



◆平均体温が1度上がると
免疫力は60%上昇します。
反対に平均体温が下がると
免疫力は37%低下します。
因みに,癌細胞は35度以下で
 分裂し易くなる傾向にあります。

 
   


 ~ An image ~

 
                                                               2011/11/01  01:00  記事更新

                                              
                                                    Sakuya 
                                                
                                                

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